それとなくソーシャルワークする危うさ。
ソーシャルワーカーとして働きだしてようやく半年と少し。
その中でほとんどのことがわかっていない。わかっていないことにすら気づかないでその場がすぎていく。後で知ることも多い。
たとえば、有料老人ホームの入居までの手続きの流れ、必要な書類、とかサービス付き高齢者向け住宅の相場感とか仕組みとか。それとなくわかっているけど何となく...でしかない。
それなのにもう60件とか患者さんを担当している。大丈夫か、自分と思うことが多いが、怖いのはそういう知識がないことだけではない。
「ソーシャルワーカーとは」「ソーシャルワーカーとして」の矜持が自分に無い気がするのが本当に末恐ろしい限り。
先日、職場の会議で「患者さんや家族に病識を持ってほしい」というのはこちらの押しつけであり、持ちたくないものをもたせるのは何なんだろうか、みたいな話になり大いに反省した。
車を運転したい、だけど脳梗塞で高次脳あり、といった場合に「ムリムリ、運転なんて絶対ダメ」というのを当然と思ってしまっていたしいかに「説得」させるかという視点になりがちだった。
そうじゃないんだろうと思う。
注意障害などあって運転するのは本当に危険だと思うが、自分のイメージ通りに患者さんを沿わせていくものではないし、そういうふうに少しでも自分が動きそうになっていたらそれは絶対ダメだなと思う。
全然違う件で、そんな誤解を招いてしまったというか事実、少し自分でもそう促してしまったケースが有ったが、多分1/100でも自分の中にそういうバイアスがあったらソーシャルワーカーとしてはだめなんだろうと思う。反省。
まだ、何も動いていないけど、手厳しい忠告も自分に気づくチャンスとなったのは良かった。
まだ解決もできていないのでなんとかせねばな。